サイト診断はお医者さんの診立てに似ている | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年3月8日火曜日

サイト診断はお医者さんの診立てに似ている

おはようございます。
これまで100サイト以上のWeb診断してきて感じていることがあります。それはWebサイトと体の仕組みが似ているということです。だからサイト診断とお医者さんの診立てとの共通点がたくさんあるように思うのです。

サイト診断はお医者さんの診立てに似ている

問診≒デザイン診断から始まる

Webサイトを診断するときはの第一印象、Webページのレイアウト・デザインが気になります。一通りWebサイトを見て感じたことをヒントに仮説を立てるのです。お医者さんであれば顔色や表情など外見を観察し、問診する。そしてざっと病気の原因にあたりをつけるのに似ています。経験を積めばある程度の仮説が立てられます。しかし、パッと見の外見と患者からの情報だけで、問題点を突き止め原因を断定して不安をあおり高額な治療費を請求するとしたらそれはインチキ。それはお医者さんではありません。症状がひどい場合、少し気になる兆候が見られる場合もう少し詳しく検査して原因を突き止めます。だから、Webサイトを見ただけで色々と問題をあげつらうのはあまり好きでありません。

アクセス解析は検査や健康診断

アクセスデータを元に定期的に基礎体力を把握し、Webサイトの標準的な健康状態を理解しておく。そういう基本が大切なのです。そして、調子のよくない状態をデータで把握し説明する。それが第一歩。性別や年齢、患者の特徴をつかみ、一般的な数値と比較し判断することが求められます。そして、問診で気になることがあったら検査をする。そして勘や経験だけでなくデータも合わせ適切な判断をするものです。Webサイトのディレクトリー構造は骨格と似ています。パッと見の外見ではわからない問題が骨格にあるかもしれません。レントゲンを取って体の構造を把握することで外見からはわからない病気が見つかることもあります。サイト構造の骨格はディレクトリー構造で決まります。Webページに巡らせているリンク構造は体に例えると血管に似ています。リンク構造は体に血液を運ぶ血管のようなものです。大動脈もあれば毛細血管もありそれぞれが大切な役割をしています。血管の問題は大きなリスクにつながります。必要な情報が途切れるリンク切れはWebサイトの致命傷になることも。

自己流の判断にはリスクもある

プロフェッショナルなお医者さんは「問診」「検査」などをはじめ体全体を総合的に観察し適切な診療を行います。Webサイトも同様です。デザインによる第一印象・外見も大切ですが、それに加えアクセス解析、ディレクトリー構造、リンク構造を総合的に診断し適切な改善を行う必要があります。

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