検証の第一歩は地味だけど不可欠な環境整備 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2016年8月12日金曜日

検証の第一歩は地味だけど不可欠な環境整備

おはようございます。
日ごろから感じていることですが、Webマーケティングが上手い会社は検証忘れがほとんどありません。(稀にセンスと大量行動で成果を上げる企業もあるけどあくまでも少数派。)そして、Webマーケティングが上手くいっていない企業では業務に追われて、対処療法を繰り返し、忙しさから解放されず、目の前の結果に一喜一憂するケースが多いように思います。そして検証も感覚的な振り返りのみに留まります。

検証の第一歩は地味だけど大切で不可欠な環境整備


数値化しやすいメリットを生かし切る

そもそもWebマーケティングは数値化しやすいもの。本来、検証は簡単なのです。目的をもって改善したらその結果を検証する。目標に照らし合わせて評価する。そしてなぜそうなったのか仮説を立て次につなげる。PDCAをまわして次々と新しいステージにチャレンジする。それが理想です。検証は比較で行うもの。過去、現在、未来(目標)、そしてライバル。

第一歩は環境に応じた正しい設定

そのための第一歩はとても地味。アクセス解析を導入し、環境に応じた正しい設定を行う。URLの正規化、コンバージョン設定や社内アクセスの除外設定など必要な設定を面倒くさがらず最初に済ませておく。メールマガジンやリスティング、そのほかの広告には効果測定するためのリンク先URLにパラメータをつける。そして検証の効率化するためパラメーターにルールを決めておく(わかりやすいパラメータ、ダブりや重複の注意など)。Search Consoleの登録を忘れない。サイトマップを忘れずに送信しておく。そして必要なデータは定期的にダウンロードしておく。SEOに取り組むなら自社だけでなくライバル企業も定点観測し、毎日の検索順位データを残しておく。そしてWebページを改善するなら改善前のキャプチャーを忘れずにとっておく。それからGoogleマイビジネス、Facebook、YouTube、Twitter・・・上げればきりがありません。でも検証に必要なデータはいつでも取り出せるようにしておく。

まとめ

こういった基本を身につけ実践する。それが本当に大切。そしてWebサイトの役割、ビジネス目標の理解。現状把握と目標のギャップを埋める課題発見。そして仮説をもとにした解決策。それらがあって初めて生きた検証ができるのです。

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