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Webサイトは本業強化のきっかけのひとつ

おはようございます。
今日は何を書こうかな?そう思ってブログを読み返していました。ネタに困ったときに使う手です。これが気に入っています。同じテーマを考え直すことで、理解が深まったり気づきが得られることがあるからです。そして大切なのは・・・思った通りに行動できているか?振り返ること。そして同じことを繰り返していないか確認すること。今読み返していたのは去年の12月の記事。気になった部分を引用します。

Webサイトは本業強化のきっかけのひとつ

宣伝は改善のきっかけ

Webサイトは改善のきっかけ。私が意識するのは地力をつけるためのWebサイトの活用です。狙いは宣伝しなくてもお客様から相談や問い合わせがくる地力をつけることです。宣伝を否定するのではありません。宣伝に頼るのではなく、宣伝を改善のきっかけにしたいのです。新しい手法やテクニックも大切ですが、その前に当たり前のこと基本的なことを愚直に続けることを提案しています。
『Webサイトを宣伝し評価に向き合う。そして製品、サービス、営業を良くするきっかけにし継続する。』
Webサイトが会社を改善するきっかけになるのが理想です。(製造業のWebマーケティング:ターゲティングに始まりターゲティングで終わるの一部を引用)

いまも理想は変わりません。だから集客だけで満足するわけにはいかないのです。そのためにやるべきことは多いのです。まずはサイトを公開すること。次はWeb集客。必要な人に必要な情報を必要な時に見てもらう。機会ロスをできる限り減らすことが第一歩。SEOもリスティングもSNSもポータルサイトもメールマガジンも集客の一部でしかないのです。それらをひとつづつ丁寧に行うのはターゲットユーザーにメッセージを伝えるため。そのためにWebサイトを見てもらいたいのです。集客で成果を上げるのではなく、集客はきっかけにすぎません。

Webサイトはコミュニケーションツール

だから、アクセスデータを分析しWebサイトを改善していく。製品情報、技術情報、会社情報を改善するヒントを見つけ、実践し続けるための解析です。そのうえで最新情報を発信していくのです。成果はWebサイトの良し悪しに依存します。でもこれで終わりではないのです。ここからが最も重要。Webサイトはユーザーコミュニケーションの道具。ユーザーの声に耳を傾け、本業強化につなげていく。それが本当の狙い。業績は本業の良し悪しに依存する。Webサイトはそのきっかけづくりの手段の一つでしかありません。この長い改善サイクルをゆっくり確実に回していく。それが目指す理想。集客をして反応を分析しサイト改善を積み重ね、本業強化のヒントを見つけ実践を繰り返す。そして本業が変化したことによってWebサイトがもWeb集客もそれに合わせて変化させる。この長く大きなPDCAサイクルをまわす。少しづつ大きな改善に向かっていく。そういうコンサルティングを目指しています。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

おはようございます。 生産財業界では検討から採用までに時間がかかることが多いため、思わぬタイミングで案件が重なることがしばしばあります。いい時も悪い時も種をまき続けるからこそ、ブレークする時が生まれるのだと思います。2012年、2013年にご提案していた案件が立て続けに動き出しています。景気回復しているのか、たまたまなのか?分かりませんが動き続けている結果だと思います。今日は情報の5Sについて考えます。 シンプルだが奥深い情報の5S 職場環境の改善に不可欠な5S活動。製造業では知らない人がいないほど有名なスローガンです。【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】とてもシンプルですが奥深いものでいくら努力しても完成ということはありません。マーケティング活動にも5S活動は【情報の5S活動】として応用できます。 情報の5S活動 整理・・・「いる情報」と「いらない情報」を分け「いらない情報」は捨てる 整頓・・・「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で渡す 清掃・・・わかりやすく情報をまとめる。日常的に情報を更新する 清潔・・・整理・整頓・清掃の状態を維持する しつけ・・・整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる 情報の5S活動もシンプルですが、実践を続け改善を続け理想に近づけても完成ということがない奥深いものです。5Sのなかでも特に「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける。」情報の整頓はマーケティング活動のキモです。しかし、実際には多くのお客様、名刺交換したことのある人、協力会社の人、商談中の人・・・・・・様々な人に適切な情報を必要なタイミングに届けるのは大変なことです。完璧にそれをこなすことは困難です。すこしでも理想に近づけるためにデータベースとWebサイトは役立ちます。 情報の5Sを後押しする道具 徹底することが難しい情報の5S。なかでも情報の整頓はマーケティングに欠かせない要点です。必要な人に必要な情報を必要なタイミングで伝える。それだけのことを徹底するには道具が必要です。そのために欠かせない道具はデータベースとWebサイトです。 データベース Push型のメディアを使っての情報提供には顧客データベースが欠かせません。嫌がる人にメールやFAXを送り続けることは論外です。そして、同じ内容のメール...

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