タコツボ化の赤信号 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年6月7日水曜日

タコツボ化の赤信号

おはようございます。
このところ天気が「ちょうどいい感じ」です。暑くもなく、寒くもなく。しばらくこの調子が続くといいですね。仕事も「ちょうどいい感じ」がいいんですが、納期ギリギリの状態が続きそう。ありがたいことです。しっかり段取りを組んでいこうと思います。

他部署の仕事に興味を持てなくなったらタコツボ化の赤信号


特殊性も大事だけど共通項にも注目して

以前はデータを示しWeb改善案を提示するまでの仕事が多かったのですが、今は制作までの仕事が多くなり仕事量が増えました。Web制作は大変だけどやりがいのある面白い仕事。少し、仕事が渋滞しがちなのが問題なので徹底的にプロセスの見直しをかけています。案件ごとに状況も環境も違うのですが、その中から共通項を探し出し作業プロセスや進捗管理の標準化を進めています。案件ごとの「特殊性」に注目するのもいいけど、「共通項」に注目するほうが標準化には役に立ちます。どちらの視点も大切だけど何を目指し改善するのかで大きく視点が変わるし、役割によっても変わる。役割の違うメンバーと目標に向かい現状認識と課題を共有しそれぞれの役割に落とし込む。そういったことを徹底しようと思っています。

暗黙知を顕在化できなければ個人商店の道

要するに仕組化を進めようとしているのです。プロセスの標準化が課題なのです。暗黙知をどれだけ顕在化できるか。そして標準化できるか。標準化したらトライアンドエラーを繰り返し改善を重ねていく。そして、プロジェクトにかかわっていない人でも参考にできる仕組み。そうしないと個人商店になってしまう。そういった危機感を持っています。だから仕事はできるだけ記録し、あとで誰でも振り返れるように残しておく。打ち合わせ内容から、メールのやり取り、提案書、企画書、見積もり、成果物、できる限り記録を整理整頓して残す。それを個人単位でなくチームで行う。ブラックボックスにしたくないんです。

経験が生かされない現場にしない

小さな会社でも気をつけないとタコツボ化は進みます。そうすると至る所で同じような失敗が繰り返されているのに気がつかない。他人の経験を自分に活かせない環境になりがち。そして他人の仕事、他部署の仕事に興味を持たなくなりがち。情報共有に敏感なチームはメールのやり取りもすべて共有しています。誰もが進捗中の仕事の状況を把握できる環境を作っている。だから緊急時にもスムーズに協力できる。そういった安心感はお客様にも伝わるものです。まだまだ理想には遠い状態ですが、だからこそ丁寧に記録を残し必要な人がいつでも情報にアクセスできる状態を作りたいと思っています。そして情報発信して刺激を与えたり、相手から与えられたりする。他部署の仕事に興味をなくしたらタコツボ化の赤信号。そうならないようにオープンに情報発信し情報交換しようと思います。

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