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うちにはないから他をあたってくれ!

おはようございます。
Web担当者でなければ自社サイトは意外と見ていないもの。昨日もそんなことを再確認できました。新規企業への訪問で執行役員と面談したのですが自社サイトをあまり見ていないご様子でした。



自社サイトにライバルの広告が・・・

競合企業各社のアクセスランキングなどは生産財のポータルサイトから入手しチェックしているのに、自社サイトにライバルの広告がたくさん出ていることをご存じありませんでした(リスティングも行いGAも入っているのに・・・)。付き合いのある広告会社や制作会社、そしてポータルサイトの営業マンがいるのにどこからも指摘がなかったなんて・・・。すごくショックでした(そしてすごく怒っています)。たしかに普通の状態ではライバルの広告は表示されるようなことはありません。しかし、サイト内検索を使うと・・・同業者のリスティング広告がサイト内に表示されるのです。足元がお留守の状態です。

まずはWeb担当者をつけるとこから

アクセスアップを気にするより、ライバルを気にするより・・・前に済ませておく必要があるのです(というよりもライバルに塩を送っているようなもの)。それなのに問題にさえ気づいていない。今回指摘したのでおそらく改善されると思うけど・・・それは対処療法。これを機にWeb担当者をつけ、サイトの問題点をすべて洗い出し計画的に手直しを加えるべき。お知らせの更新や、古くなった情報のアップデート。そして不具合の修正。それらを責任をもって担当する人をつけなければならないのです。そういったWebサイト運営を確実に行うことが最低ライン。今の段階でできる提案などありません。サイト不具合をすべて直すこと。それが先決。サイト内検索は自社サイトで熱心に情報を探しているユーザーが使うもの。その結果にライバルの広告が出るのは、そのユーザーに「うちのサイトには情報ないからライバルに行ってくれ!」と言っているようなもの。完全に会社にとってマイナスです。あなたのサイトは大丈夫か一度チェックしてはどうでしょうか。

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おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

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