美辞麗句でプロユーザーは動かない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年7月27日木曜日

美辞麗句でプロユーザーは動かない

おはようございます。
昨日の打ち合わせ後の工場見学が本当に楽しかった。やっぱり現場を見るとクライアントの良さが伝わってきます。本人たちは気がつかない良さを拾い上げることも重要な仕事のひとつ。新しいWebサイトに反映したいと思います。

美辞麗句でプロユーザーは動かない


存続できているってやっぱりすごい

バブル崩壊、リーマンショックなど長い歴史の中で大変な試練を乗り越えてきている。だから、今も会社がある。それには理由があると思うのです。それはお客様がいたから、お客様が発注してくれたから。景気変動だけでなく、技術革新でなくなる仕事、衰退する業界もあります。ダントツのシェアを誇った製品がそうした波に飲み込まれ跡形もなくなくなってしまうことだってあるのです。長く生き残った会社はそうした波を乗り越えてお客様に選ばれ続けています。その事実をもっと重く受け止めるべき。そうした自覚を持つことが第一歩だと思います。

プロユーザーの眼鏡にかなった事実

「うちには強みなんてない」。自社商品もないし、会社は小さいし、頂いた仕事をコツコツこなしているだけ、やっていることは当たり前のことばかり大企業みたいな強みはない・・・そう考えがち。それでは良さを見つけることは困難です。必ず良さはある。会社が生き残っているからには必ず良さはあるのです。良さが残っているうちに自覚する。そして、その良さに磨きをかけることが大切です。エンジニア、資材購買などプロユーザーの厳しい眼鏡にかなったからこそ今も存在しているという事実は動きません。

ルーチンの中に良さが眠っている

「近くにあるし問題がないから・・・」これだって立派な良さなんです。問題がないものをわざわざ変える必要はないのです。問題がない状況を何年も続ける力を持っているということ。その理由を掘り下げていけば自社の良さをもっと深く理解できるようになるかもしれません。自覚はなくとも選ばれているには理由があります。そこにもっと興味を持ち貪欲に掘り下げていくことがマーケティングや営業の底上げに欠かせません。うわべだけの美辞麗句でWebサイトを飾ってもユーザーには響きません。それよりも当たり前と思いこんでいるルーチンの中にユーザーに響く良さが眠っているのだと思います。

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