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真似をするならトップ企業よりも他業界

おはようございます。
夏風邪を引いたので全力で休んでいました(笑)のどが少し痛かったので症状の軽いうちに手当てしました。こういうときは病院に行き寝るに限りますね。溶連菌が流行ってるみたいだけど、大丈夫でした。でも、完全に治るまではマスクをしようと思います。

真似をするならトップ企業よりも他業界


コアも変化する

顧客からの相談に対応すると仕事の幅が広がります。Webマーケティングのみならずアナログ系の販促や映像がらみの相談もあります。しっかりとコア部分とアウトソーシングすべき部分を仕分けしておかないと効率も品質も悪くなるので注意が必要。新しいことは自分でやってみたくなるので特に注意が必要なんです。そして、ときどき自分のコアは何か?じっくりと考える時間が必要だと思います。そして市場変化や自分の成長に合わせて少しづつコアも変化させていく。コア技術は不変だと決めつけたくないんです。仕事に対する姿勢などは変えたくないけど技術的な面や専門領域は絶対に不変っていうのはしっくりこないんです。

一見無駄なことや失敗も貴重な財産

面白そうなら一度はチャレンジしてみる。そのうえで次からどうするか決めるようにしています。コアにするかしないは別として幅広く体験しておくことが後々役立つ。一見無駄なことや失敗でしかないことも後々貴重な財産だったなと感じることがあるからです。致命的なリスクでなければ挑戦してみる。リスクを正しく評価できるようになるには実際にリスクを取って確かめることだと思います。誰だってリスクは怖いから過剰に恐れ避けて通りがち。でも、リスクを避けるだけの行動パターンが最もリスキーだと思うんです。初めてのことだから避けるのではなく、初めてのことだから挑戦するほうがはるかにリスクは小さいと考えてみる。同じことを続けているだけのリスクを真剣に考えることは大切。そのためには長期的な視点が不可欠。成果の出ないWebサイトを見ていると本当にそう思います。大きな失敗もなくずっと同じ方法を繰り返しているものが多いんです。

トップ企業追随は無策

その典型的な例は業界のトップ企業のWebサイトを追随するだけのサイト。そこには自らの意思も戦略もありません。無難なサイトであればいいという姿勢が無意識のうちにあるのかもしれません。奇天烈なことをすればいいわけではありませんが、トップ企業を追随するだけで戦いやすくなる明確な理由がないかぎり無策としか言いようがありません。「トップ企業がやっているから間違いはないだろう。」そういった考えが透けて見えます。間違いはなくて効果も薄い。というよりも先行している企業に有利に働くことが多いように思います。2番手以降はトップができない、しない切り口で市場にアプローチするのが定石。戦略なき追随はトップに有利に働くだけ。なんとなく見栄えをよくするだけの施策は本当に要注意です。だけど実際には見栄えを良くしただけに終わったものが多くそれがじり貧を招く一因になっている。そう感じて指摘をすることが多くなっています。真似をするなら同業者よりも他業界のほうが差別化につながりやすいように思います。他業界の事例を自分に合うようにアレンジすることが大切。そして試行錯誤を繰り返し本当に自分のものにしていく。他業界の当たり前が画期的なことだってあるのです。サイトリニューアルするなら綺麗にするだけでなく、新しいことにも取り組んでみましょう(デザインコンペよりも大切なことがあります)。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

おはようございます。 生産財業界では検討から採用までに時間がかかることが多いため、思わぬタイミングで案件が重なることがしばしばあります。いい時も悪い時も種をまき続けるからこそ、ブレークする時が生まれるのだと思います。2012年、2013年にご提案していた案件が立て続けに動き出しています。景気回復しているのか、たまたまなのか?分かりませんが動き続けている結果だと思います。今日は情報の5Sについて考えます。 シンプルだが奥深い情報の5S 職場環境の改善に不可欠な5S活動。製造業では知らない人がいないほど有名なスローガンです。【整理】【整頓】【清掃】【清潔】【しつけ】とてもシンプルですが奥深いものでいくら努力しても完成ということはありません。マーケティング活動にも5S活動は【情報の5S活動】として応用できます。 情報の5S活動 整理・・・「いる情報」と「いらない情報」を分け「いらない情報」は捨てる 整頓・・・「必要な情報」を「必要な人」に「必要なタイミング」で渡す 清掃・・・わかりやすく情報をまとめる。日常的に情報を更新する 清潔・・・整理・整頓・清掃の状態を維持する しつけ・・・整理・整頓・清掃についてのルールを守らせる 情報の5S活動もシンプルですが、実践を続け改善を続け理想に近づけても完成ということがない奥深いものです。5Sのなかでも特に「必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける。」情報の整頓はマーケティング活動のキモです。しかし、実際には多くのお客様、名刺交換したことのある人、協力会社の人、商談中の人・・・・・・様々な人に適切な情報を必要なタイミングに届けるのは大変なことです。完璧にそれをこなすことは困難です。すこしでも理想に近づけるためにデータベースとWebサイトは役立ちます。 情報の5Sを後押しする道具 徹底することが難しい情報の5S。なかでも情報の整頓はマーケティングに欠かせない要点です。必要な人に必要な情報を必要なタイミングで伝える。それだけのことを徹底するには道具が必要です。そのために欠かせない道具はデータベースとWebサイトです。 データベース Push型のメディアを使っての情報提供には顧客データベースが欠かせません。嫌がる人にメールやFAXを送り続けることは論外です。そして、同じ内容のメール...

TOCのダイスゲームを体験してきました

おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...