行動を引き出すノウハウがコンサルティングの肝 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年9月20日水曜日

行動を引き出すノウハウがコンサルティングの肝

おはようございます。
もう水曜。月曜日が祝日だったので今週は短いですね。気がつけば9月も後半。今年も残り少なくなってきました。刈り取りに並行し次の仕掛けも仕込んでおく時期です。刈り取りに追われて仕込みを忘れると来期苦労するので、大変でもクライアントのお尻をたたくようにしています。早めの仕掛けは楽で成果も出やすい。そう思っているので遠慮はありません。



”面倒なこと”は鉄板

そして、もう一つ意識していることがあります。それは”面倒なこと””すぐに効果の出ないこと”を続けてもらうこと。地味ですが、やる人が少なく差別化に効果的なんです。即効性のある仕掛けやツールに人気が集中しがちで”面倒なこと””すぐに効果の出ないこと”は避けられがち。その気持ちはよく理解できます。でも、人が嫌がることにチャンスは眠っています。Webサイトでその典型例は”コンテンツの充実”特に技術論文や事例は取材や裏付けデータの用意など労力もかかる割に即効性のない地味な取り組み。だから、真剣に取り組む企業が少なく、なおかつ継続が難しい取り組みです。だからこそ、鉄板なんです。

一気に完成させるより、大切なのは継続すること

一時的に取り組んでも効果は薄いのです。大切なのは継続すること。大量に書かれた記事に注目が集まりがちですが、一気に大量の記事を公開するよりも定期的にコツコツ更新していくことの方が大切。さらに内容を見直し必要に応じリライトすれば完璧です。始めのうちは社内に眠っている資料を使えばいいのです。問題はその後です。そのうち書くネタが尽きてくること。まっさらな状態から書き起こすことは結構な負担になります。ライティングへの苦手意識が残っている状態では断念しがち。そうでなくとも日々の業務で忙しいのです。

自然にできるようになるためのシナリオを考える

だから、はじめのうちはゆっくりしたペースで更新をしてもらう。それも負担の少ない社内資料のリライトにじっくり取り組んでもらう。一気に書き上げるのではなく定期的に書きライティングにも慣れてもらう。丁寧に既存資料のリライトをすることで新しいネタも見つかるのです。最低限半年、できれば1年は継続する。そのうちに効果が数字に表れ始めます。そうすればネタを考え新しい記事を書くことが楽しくなるもの。こうすれば更新することが苦にならなくなってくる。そして、書き溜めた記事の反応を分析することでユーザーが何を求めているのか?より深く理解することができるようになります。ムリなく自然と続けられる工夫が大切。だけど、意外と忘れられがちなことのように思います。

マーケティング手法よりも大切なこと

”コンテンツが大切””中身が大切”というのは本当に言い尽くされた感のある当たり前のこと。でも、”知っているけどできていないこと”の典型。コンサルティングも同じです。指導するだけではダメ。やるように言ったんだけど・・・。それでは意味がないんです。指導したことをどれだけやりきってもらうか(それも正しく)。それがノウハウ。実行されたかどうかが問題。そして評価は結果のみ。結果が出なければ契約が打ち切られる。シビアな現実があります。だから、どうやったら実行されるか継続されるかそれを考え続けるのが仕事。マーケティング手法よりも大切なのはクライアントに実行させるノウハウだったりします。成功事例やテクニックは溢れかえっているのです。価値があるのは溢れかえったテクニックではなく、クライアントに合ったものを選び、それを使いこなし行動を続けてもらうためのノウハウ。結局はクライアントの行動を引き出すノウハウがコンサルティングの肝なんだと思います。クライアントの行動がなければコンサルティングはすべて絵に描いた餅。そうならないように精進しています。

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