自分より早くマスターするように教えなければ意味がない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2017年9月22日金曜日

自分より早くマスターするように教えなければ意味がない

おはようございます。
今日も重い仕事があります。アウトプットのイメージが固まっていない企画の仕事。材料は揃ってぼんやりと方向性は見えてきているけど、何度も推敲を重ねて形にする必要がありそうです。この仕事を仕上げることができればほんの少し仕事が片付きます。

自分より早くマスターするように教えなければ意味がない

プロと素人の差はスピードに出る

随分、仕事の標準化に取り組んで楽になったのですが、それでも標準化が手つかずのものが残っているのです。頻度の高い仕事は標準化が進み速くなりますが、めったにない依頼は標準化が疎かになりがち。これを機会にしっかり標準化をして行こうと思います。スピードもプロの重要な要素。素人だとできないことや時間のかかることをすぐに仕上げる。そして品質も高い。だから値段が高くても依頼する価値がある。ビジネスフローや作業フローの標準化は優先順位の高い課題です。

技術継承もスピードが肝

そして、人に仕事を教えるなら自分が習得したのにかかる時間より短い時間でマスターするように教えなければ意味がありません。前の世代が2年かかったことを次の世代は1年で習得する次の世代は半年でというように次々にスピードアップすることが本当の指導だと思うのです。個人でもノウハウに磨きを加えるのは当然ですが、組織としてノウハウを集約してスピードアップし、なおかつ次の世代により短時間でそのノウハウを継承していく。そうした発想が技術継承には欠かせないと思います。

技術の抱え込みはそっぽを向かれる

”仕事は見て覚えろ” ”仕事は盗むもの” という考えは好きですが、絶対ではありません。職人が大好きだからこそ、技術継承に強い危機感を持っています。だから継承方法に磨きをかけ段々と継承に必要な時間を短縮する工夫が必要。自分が5年かかって習得した技術だからこそ、次の世代にはもっと短い時間で習得して欲しい。そう考え工夫する。次の世代に技術を継承しなければものづくりは廃れていくのではないでしょうか。コンサルティングも同様。自分のノウハウをブラックボックスにせず開示する。そして共有し次の世代への継承をスピーディーに行う。自分が5年かかったことを次の世代は1年で習得する。それくらいの進歩をしなければ次の世代からそっぽを向かれる。そんなことにならないようしっかりノウハウの見える化、共有に取り組もうと思います。

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