計画を絶対視するとものが見えなくなる | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年1月22日月曜日

計画を絶対視するとものが見えなくなる

おはようございます。
データを見る時に”答え”を探すと窮屈になりいい考えが浮かびません。だからいつも自分なりの”解釈”をして、それを相手に伝えるようにしています。解釈であれば正解ではなくいろんな視点での仮説が成り立つ。それをたった一つの正解があることを前提にしてしまうと幅が狭くなる。そしてクライアントも委縮してしまう。

計画を絶対視するとものが見えなくなる


自分の解釈を絶対視しない

データと解釈は分けて報告することが大事。混ぜてしまうと自由な発想の妨げになる。データの解釈をそれぞれの立場で自由に行い仮説をひとつづつ検証する。仮説がないとサイト改善は前に進まないもの。データは一つだけど解釈は無数にある。そして視点の違いによっていくつもの可能性がある。だから自分の解釈を絶対視しない。そして相手に押し付けない。自分の考えにクライアントが引っ張られて思考停止するのが嫌なんです。だから、先にクライアントの考えを聞き、その後で自分の解釈も伝えるようにしています(これがなかなかできないんです)。一所懸命考えるとついついしゃべりたくなる。ダメですね。まずは相手の話を聞く。徹底しようと思います。

正解を前提にしてはいけない

大切だけど、しょせん仮説は仮説。外れることも多いのです。でも、やみくもに手探りで進むより効率は良い。それでも良質な仮説があれば失敗しないなんてないのです。むしろ失敗のほうが多いくらい。特に初めての挑戦では失敗はつきもの。でも、仮説があれば検証できるし失敗を糧にすることができる。仮説を正解だと思うと検証は言い訳になり失敗はなかったことにされがち。やはり正解を前提にしてはいけないんだと思うのです。それは計画も同じこと。テストと違い仕事に絶対点になる正解なんてありません。評価と同じ相対的なもの。計画は答えでなく仮説を基に作られたもの。だから計画を絶対視しない。念密に立てた計画ほど気をつけなくては絶対視されがち。それを忘れずに柔軟に目の前の現実から目をそらさない。それがアクセス解析でデータと向き合うときに必要な心構えだと思います。

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