遅いようで速いPDCAの回し方 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年1月29日月曜日

遅いようで速いPDCAの回し方

おはようございます。
今年も目標に向かって年始と同じ気持ちか?そろそろ「うやむや」「自然消滅」の準備に入っていませんか(笑)。シビアに振り返る時期。この時期がねじを巻き直す絶好の時期です。そして行動のためにスケジュールを確保するのが第一歩。皆さんの今年の目標は何ですか?

遅いようで速いPDCAの回し方

時間のかかるテーマをうやむやにしない

今年のテーマは標準化の推進。その一つ目に取り掛かっています。去年つくったSTEPに見直しをかけています。経験の少ない中、頭で考えた不完全なSTEP。1年間の実践の中で見直すべきポイントがはっきりしてきたのです。PDCAの一周目は仮説で進めていくもの。だから、手直しが必要。何周か回すうちに良くなっていくもの。短期間で検証データや経験が蓄積される案件なら素早く回せるけど、実践ではそうもいかないこともあります。こうした案件のPDCAを着実に回すことが大切。だけど、うやむやになりがち。特に1年以上かかる案件はやりっぱなしが多いように思います。大切なものほどデータが溜まらなかったりするもの。大切なものに限って1年間の時間があっても信頼性のあるデータ量を確保できないものも多いのです。その典型はCV。生産財メーカーでは引き合いレベルのCVは1年間で100件未満ということだってざらにあります。さらにWeb経由の成約から傾向を分析しようなんて考えたら・・・データ量が確保できなければ推測に頼らざるを得ません。当然絶対ということはなく手探りで慎重に事を進めることが大切。やり直しをするのは時間がかかりすぎるので本当に慎重に、そしてムダに動かないことも必須。

動き過ぎると検証が困難になる

生産財のWebマーケティングは特にそうしたことが多いのです。顧客分析なんて言っても10社程度の顧客しかないことだってあるのです。WebサイトのPDCAも同様。サイトセッションが少ないので信頼できるデータがなかなか溜まらないのです。その中で動き過ぎると前提が変わってしまい検証が困難になる。だから、慎重にじっくり改善に取り組むことも必要になります。状況をつかむまではどっしりと構え下手に動かない。気をつけていることです。リスティングの場合、最初の1年はキーワードも広告文も基本替えません。我慢してデータを溜めて状況をつかむことが先決。そのうえで有効な手を打つ。そしてセッションを増やすペースに合わせPDCAのスピードを上げていく。1か月に1,000セッションのサイトではセッションが少ないからまともな分析は難しいもの。月10,000セッションでも物足りないのです。そのレベルのセッションがある生産財メーカーは少ないのが現状。だから実情に見合ったPDCAのスピードを守っています。そうでなければPDCA風の思い込みや決めつけで走ることになりがち。迷走した後に検証しても得るものはありません。


PDCAで得た知見を使いまわす

そして、高速でPDCAを回すことが困難な業界だからこそ、他社での経験をクライアントに活用することが大切。PDCAをショートカットして時短ができるのです。いちいち検証せずとも他の事例で検証が済んでいる。事例から共通項を見つけ出し過去の経験を何度も利用する。だから一見PDCAを回すのが遅いようでもたくさんの企業で多くのPDCAを正しく回すことでスピードアップが図れるのです。PDCAは早く回すことよりも正しく回すことの方が大切。そして一度検証した結果は何度でも利用することで全体としてのスピードアップを図っています。そして一人の経験よりも多くの人の経験を共有することでより早く確実にPDCAを回していく。そのために標準化を推し進めているのです。成功だけでなく、失敗もとても大切な財産。そうした事例を自分の中だけで消化せず、社内共有するためのツールを作り大きな視点での差別化を図ろうと思います。

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