引き合いを悪用したコンサルティング会社の営業電話 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年3月26日月曜日

引き合いを悪用したコンサルティング会社の営業電話

おはようございます。
所用があって今日は予約投稿で更新です。朝起きて感じたことを書くようにしていますが、年に数回はどうしても都合がつかない時があるのです。調整がつかないときは前の日までに仕上げておいて予約投稿する。メールの返信も返信のタイミングを考え時間指定して返信することもあります。ちょっとしたことですが効率がよくなります。


名前を名乗らない

そういえば先週、Webサイトを見たという問い合わせの電話が入りました。サイト制作についての問い合わせです。お手伝いできることがあるかな?と話を聞いていたのですが・・・ちょっと変なのです。名前を名乗らないのです。まあ、しつこい売り込みを嫌い名前を名乗らないというケースも偶にあるので、そのまま話を続けました。でも、ヒアリングしていくうちに怪しいなと感じました。自社製品への思いが全く感じられなかったのです。普通、自社商品について聞かれると話が盛り上がり自社製品の強みや競合会社との差別化戦略など話が広がっていくのですが・・・全然なんです。

おいしい話をちらつかせる

さらに・・・「建材に強い制作会社を探していた。なかなかそうした制作会社がなかったので困っていたのです。」と、こちらが喜びそうなセリフが出てきたのです。これでほぼ怪しさは確信に変わりました。冷静に聞けば曖昧なことばかりなんです。社名も名乗らない、商品も詳しく説明しない、具体的な情報が何も出てこない。全体の印象としてはおいしい案件になりそう!と感じさせようとする意図を感じさせるトークなのです。試しに(本当のことではあるのですが、)「もしコンペならばすべてお断りしていますので」といったところ、コンペがあるとも、ないともいわず・・・のらりくらり。さらに期待を抱かせるような話をしてきたのです。

建材メーカーと嘘をつく

最初は建材メーカーといっていたのですが、段々と苦しくなってきたのでしょう。「実はコンサルティング会社で・・・建材に強い制作会社を探していたんです。」ようやく本当のことを言ってもらえました。ようやく結論が出せました。「下請けになるつもりはありません。ご縁がなかったですね。問い合わせありがとうございました。」これで終わりかと思ったら・・・クライアントを紹介してもいいですか?と切り返してきたのです。もう意味不明。「紹介していただくのは結構ですが、バックマージンも何もお支払いできませんし、クライアントと一対一で商談できないならそれもお断りします。」これであきらめると思ったら・・・それでも会いたいと!?

断りにくい心理を悪用

仕方がないので来社いただき、はっきりこちらの考えをお伝えすることにしました。悪質です。人の時間を30分も奪う。引き合いを装い断りにくい心理を悪用する電話。それも本当のことを言わずおいしい話をチラつかせて・・・。真剣な問い合わせだということを前提に対応しているので、怪しくても態度を変えず真摯に聞いていたのに・・・そして、あきらめてもらうように気を使いながら話していたのに・・・。やはりこうしたセールスは絶滅して欲しいと思います。直接話して変わらなければ社名を公表しようかなと・・・一瞬考えてしまいました。会ってきつく注意しようと思います。そのうえで改めなければ・・・その時考えようと思います。その人がこのブログを読んでいることを願います。そして、まっとうな営業に変わることを期待します。

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