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サイトも5s活動して欲しい

おはようございます。
2年前に公開したサイト。今だったらもっと違ったものにしていただろうな。昨日もそんな話をしました。健全な状態だと思います。常に前に進んでいくことが大切。毎回ベストを尽せば以前のものには満足できなくなるもの。そうでなければ過去の人になってしまうのだと思います。



循環し続けるのがサイト運営

多くの経験を積むことが第一歩。そして、検証していく中で新しいことに気づく。それを試すことで気づきが連鎖する。PDCAがまわっていれば循環が始まります。決して完成しない。循環し続けるのがサイト運営。ライバルも同じようにしのぎを削り前に進むから競争は続きます。成長していても相手の方が先に進めば、業績は下がるもの。市場(顧客)の目は肥えるから以前は喜ばれた商品・サービスもそれが普通になってしまうもの。だから、顧客の目とも競争しなければなりません。

会社は日々研鑽を続けているはず

それなのにサイトの更新すらままならない・・・。そんな現場が多いことも事実。多くの生産財メーカーのWebサイトを毎年定点観測していますが、多くのサイトで大した変化がないのです。そして、サイト運営の効果を実感している一部の企業はせっせと更新・改善を積み重ね差をつけ続けています。製品・サービスをより良くするため研究開発、製造、品質検査、物流、流通、営業、仕入れなど市場変化に負けないように日々研鑽を続けているはず。それとWebサイトも同じでなくてはなりません。というよりもWebサイトは 会社を映す鏡。それが変化していないとしたら・・・。

更新できないのは過去の会社のみ

更新のネタがないなんて生きた会社にはあり得ません。更新できないのは過去の会社のみ。市場変化に合わせ会社も変わるもの。Webサイトもそれに合わせて変わるのが自然。不自然な状態を放置するサイトが成果を上げることなどありません。成果が上がらないから、予算がつかない、社内理解が得られない、協力が得られない・・・そうした悪循環にならないようにサイト運営を継続する。リニューアルや宣伝だけでは限界が訪れます。自発的に市場に働きかけ新しい仕事を創り出す。食べていくためには不可欠なこと。営業・販促・宣伝は面倒だから、苦手だから、お金がかかるから、誰か代わりにやってもらう・・・。そんな姿勢で成果が出ることはありません。当然やらないなんてありえません。

工場の中をあんなにきれいな状態に維持している生産財メーカーがWebサイトに埃がかぶっている・・・。こうした状況を少しでも変えたいと思います。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

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TOCのダイスゲームを体験してきました

おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...