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必要ならば衝突もさけない

おはようございます。
長年営業してきた自分の大切な心構えを書こうと思います。違和感を感じる人もいるかもしれません。ほかの方法もあるのかもしれません。でも、こういう方法もあるのだと思います。



やっぱり営業は心構え

連休前後を挟み社内の営業から日々の営業活動についてヒアリングを行いました。クライアントと目標を共有し計画を立て実行する。その進捗状況を確認したのです。決めたことができているか確認し気づいたことをフィードバックするための時間です。セルフチェックだけだといい加減になりがちだけど、他人の目が入ることで緊張感が生まれます。そして、チェックを頼まれたら感じたことを正直にフィードバックする。嫌われるのでは?と言わなかったり、オブラートに包んだような言い方をするのは相手のためになりません。そんなことがあってやっぱり営業は心構えが大事だなと思ったのです。

責任のある人に会う

法人営業の成果は会う人で決まります。それは”地位”×”企業規模”。すごくシンプル。業界シェア1位の社長に会えば自然と商談スケールは大きくなる。でも、その度胸がないから会いやすい相手でお茶を濁すことが多いように思います。まず会うための行動をしていないことがほとんど、どうせ無理だからと声すらかけない。自分にもそうしたところがないわけではありません。だから、今よりも大きな企業の経営者に会うように変えていきます。自分のことはさておき・・・責任のある立場の人に会う。それが法人営業で成功する最低限の条件。その前提で以下のことを書いています。

嫌われることを恐れない

真剣に相手のことを考えるから、どんどん意見をぶつける。わからないことは質問するし、自分でも調べる。そして、より良くするために知恵を絞り仮説を立て実行を促す。言ったことに対する責任でプレッシャーがかかるけど本当にクライアントのことを考えればいうべき。言い過ぎて契約を打ち切られることを恐れるよりも、言わないでじり貧になるほうがマズイ。実際に言い過ぎて契約を切られることなどほとんどありません。クライアントは賢いし、度量もあるもの。これまでの経験でそれは分かっています。クライアントが気を悪くするかも・・・そんなことを気する暇があったら耳障りなことでも躊躇せず進言する。良くするためには厳しいことも躊躇わない。結果にコミットするには不可欠なことです。能力やスキル以上にそうした覚悟のほうが大事だと思っています。

厳しいことをいう人に相談は集まる

厳しい要求を続けても相談はなくなりません。それだけ問題を解決したいという強い気持ちを持っているからだと思います。だからこそ、こちらの責任はより大きくなる。そのプレッシャーとうまく付き合いながら仕事をしています。営業をはじめ仕事全般に言えることかもしれません。楽して美味しい思いだけしたいというのは虫のいい話。私のクライアントにはそんな人はいません。キツイことを楽しみながら結果を待つ人が多いように思います。でも、仮に自分が楽して儲けたいと考えるようになったら同じような人がクライアントになると思います。やはり原因は自分にあり。しっかりした考えを持ち、行動に一貫性を持たせる。そのことに集中すればいいのだと思います。

まっすぐに意見を言うために不可欠なこと

こうしたことを実践し続けるには多くのクライアントを持つこと。そして、常に新規開拓を行うこと。特定のクライアントへの依存が大きくなると、どうしても思い切ったことが言えなくなるもの。そうなるとパワーバランスが崩れ、相手の機嫌を伺い忖度せざるを得ず価値のある提案から遠ざかり、結果としてお荷物になってしまう。結局そんな取引は長く続きません。だから、自分で顧客開拓を続けまっすぐに意見の言える力をつけていく。必要ならば衝突もさけない気構えが営業には必要ではないでしょうか。

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欠点をあげつらうことなく、臭いものに蓋することなく

おはようございます。 自社サイトって意外と見ていない人が多いもの。日ごろ仕事をしていて感じることです。だから、不具合や古い情報を垂れ流しのままにしているサイトがなくならないのかもしれません。 ユーザー目線は難しい だから、自社サイトをじっくり見れば問題に気がつき成果が上がる・・・そんなこともありません。どうしても主観的なチェックになりがちで問題を見逃すことがでてくるもの。そして問題をみつけても改善方法がわからない・・・。問題が多すぎてどこから手を付けるべきかわからない・・・。そういう時に声がかかることが多いように思います。よく”ユーザー目線で見ることが大切”といわれていますが、これがなかなか難しい。だから、お声がかかったときはクライアントの代わりにチェックするのが自分の役割だと思っています。ユーザーになりきるなんてできないのです。思い入れのある製品・技術、そして改善活動の積み重ね・・・多くの経験と苦労が客観視することを邪魔します。それができるならWebサイトでも成果は出せるはず。というよりもユーザー目線になれるなら製品開発も営業も大抵うまくいく。分かっているけどできないことの典型なのです。だからクライアントに「ユーザー目線で自社サイトを見なきゃダメ。」とは言いません。私にできることはユーザー目線は難しいけど、事情を知らない第三者として素直にサイトを見ることです。 感じたことをそのままお伝えしない 自社サイトをユーザー目線で客観的に見ることが難しいから第三者の意見が求められるのです。大人の事情を知らない・気にしない。それもユーザー目線に近づくための必要条件のひとつ。製品に対する思い入れや愛情もユーザー目線には不要です。固定観念や思い入れは邪魔になるだけ。見たまま、感じたまま、そして、アクセスデータから客観的な事実を抽出する。でも、感じたことをそのままお伝えすることはしないんです。感じたこと・気がついたことを忘れないように整理しながらどう伝えたら改善行動につながりやすいのか?また、悪い指摘ばかりして、感情的な拒絶をされ建設的な話ができなくならないように細心の注意をしています。 長所を見つけ伸ばしていく 基本的には悪い指摘だけで終わらせない。クライアントの良さが伝わる具体的な改善案を合わせてお伝えする。そして、悪い面だけなくクライアントが気...

必要な人に必要な情報を必要なタイミングで届ける

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おはようございます。 朝起きたらWiFiがつながらず復旧に1時間近く時間がかかってしまいました。ネットにつながらないので原因を調べられませんでした。ネットに頼り切るとこういう時不便ですね。今日は時間もないのでサクッとまとめます。昨日はTOCとMQ会計を学びました。ダイスゲームを通してボトルネックを無くすことの大切さや各工程の最適化の合計が必ずしも全体最適につながらないことを体感させていただけました。 TOCのダイスゲームとは 「ザ・ゴール」で有名になったTOC理論を楽しみながら体感できるゲームです。ザ・ゴールのなかでは少年たちが順番にサイコロを振ってマッチ棒を移動させていたゲームです。それぞれがサイコロを振り出た目の数だけとなりからマッチ棒を移動させます。そして最後まで行ったら完成です。参加者をそれぞれ工場の各工程に見立てて、仕掛在庫やリードタイム、納期、欠品など工場内の流れを体感する優れたゲームです。 TOCは理論より実践 昨日、個人的にすごく面白く感じたのは、ゲームにのめり込むと1つの指標に気を取られかえって全体最適を忘れてしまう場面があることです。欠品ばかりに気を取られると注文が少ないことを喜んだり、逆に欠品を出さないことばかりに気を取られると仕掛在庫が膨らんでしまったり、上手くいかないのです。参加者の多くはザ・ゴールを読んでいた優れた人ばかりでしたが、それでもボトルネックを集中的にテコ入れし、それ以外の工程はボトルネックの能力以上に生産しないという原則を守るのは難しいと感じました。だからこそ何度も学びスキルアップさせる必要があるのだと思います。 いくらで作って、いくらで売るか またゲームを通してもう一つ感じたことがありました。それは自分が受け持った工程だけでなく前後の工程や工場全体のことに興味を持つのにこのゲームが役立つということです。もっというと製造の人間だけでなく営業や経理など他部門の人と一緒にゲームに参加すると立場を超えた視点での協力の手助けになると思います。本来、商売はいくらで作っていくらで売るか?その両方を考え最適化する必要があります。ユーザーが喜んで買って頂ける最も高い値段。それが最高の値決めです。そのうえで工場はコストダウンや在庫削減、納期遵守に全力を挙げています。しかし、営業が売上アップを目指し値引いて売って...