競合会社がガチでWebに注力し始めた | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年10月5日金曜日

競合会社がガチでWebに注力し始めた

おはようございます。
あるクライアントでの出来事です。Web集客に取り組むようになって問い合わせが増えました。そして、リニューアルしてさらに問い合わせが増えしまた。

マコモダケ(えごま油で炒めるとおいしい)


宣伝のテコ入れは対処療法

自慢話をしているわけではありません。ここから停滞することが多いのです。宣伝とリニューアルは確かに大きなインパクトを与えます。しかし、その反面、更新やサイト改善といった地味な取り組みを軽視させがちなのです。このクライアントもそうでした。その後、更新が途絶え問い合わせの伸びが鈍化し始めました。そして、宣伝にテコ入れ何とかしようと相談が来たのです。さらに悪いことは重なります。クライアントの躍進に刺激を受けたのかWebサイトに全く力を入れてなかった競合会社がクライアントと同じキーワードに広告を入れ、サイトもリニューアルしたのです。そのタイミングを境に問い合わせが激減。日本で2社しかない海外メーカーの正規代理店がWebで競争を始めたのです。影響は決して小さくありません。

サイト改善が根治療法

この動きを好機ととらえ、いま意識改革を図っています。宣伝<Webサイト<商品・サービスという原則を徹底的に理解していただくチャンス。意識する競合のいるおかげで意識改革が進むと考えています。丁寧に競合会社の取り組みを報告し、宣伝よりもWebサイトの充実のほうが効果が大きいことをご理解いただく、さらにそれよりも商品・サービスの充実のほうが重要であることをご理解いただく(このケースでは商品が同じなのでサービスの差別化が肝心)。そして、宣伝はユーザーの反応を探るツールだとご理解いただく。宣伝することで反応が得られ、Webサイトを改善し、さらには商品・サービス改善のヒントを得る。この時を待っていたのです。良い時にいくら言っても響かない。けど、不安を感じたこのタイミングを逃すべきではありません。宣伝のテコ入れは小手先の対対策になりがち。Webサイトをブラッシュアップさせ、さらに商品・サービスをブラッシュアップしないとじり貧になっていくのです。

この記事もおすすめ
製品を変え、Webを変え、宣伝を変える
大切なことは習慣になるまで寄り添うこと
時間が経つにつれジワジワ効いてくる仕掛け

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加