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Webサイトが変わらなければセミナーは失敗

おはようございます。
昨日はセミナーのプレゼン資料を作っていました。いつものことですが、配布用とプレゼン用2種類作っています。すでに配布用資料は主催者に提出済みです。伝えたいメッセージは一緒ですが、目的が異なるので作りはガラッと変えます。


配布用資料

会場に早く入った人が時間を持て余すことがないように、そして、読み返してもらえるように作っています。学んだことを実践して欲しいのです。実践に移すために何度でも読み返して欲しいから文字が多くなっています。そして、社内回覧して情報共有してもらいたいと思っています。Webマーケティングは担当一人でできることは限られるので社内の理解を得る必要があるからです。文字中心の構成になっています。そして、セミナー中は配布用資料を見ないようにお願いしています。読むために下を向く人が続出するからです。あくまでも持ち帰りのお土産としての資料です。PowerPointやGoogleスライドで作ります。

プレゼン用資料

セミナー中はプレゼン用の資料を使います。参加者と目を合わせながら話をしたいので資料は配りません。あくまでもプレゼンの補助のための資料。グラフや画像中心で直感的で感情に訴えることを主眼に置いています。そして、なるべく一方的にならないよう参加型の内容でお互いに緊張感を失わない構成にします。驚きを与えたり、疑問を感じてもらったり、興味を持つだけでなく、あえて分かりにくくし自分で考えてもらう間を作ったり・・・演出にもこだわります。配布資料と全く違うので、びっくりしたリアクションをする人が毎回います。開始前に配布用資料に目を通す人は多いのです。内容をガラッと変える理由もそこにあります。似たような構成だと配布資料を読みながら聞く人が続出するからです。資料作りはPreziを愛用しています。

気をつけていること

プロ講師ではないので、セミナー・講演会は宣伝の一環としてたまに行う程度です。しかし、一期一会の精神で準備には入念に時間を使います。参加者情報を事前に教えていただける場合はWebサイトを調べすべて目を通します。そして、事例や説明をより適切なものに微調整してからプレゼンテーションするようにしています。そして、一番気にしているのは参加者のWebサイトの変化。内容に満足してもらうことは通過点でしかないのです。変化するWebサイトがなければセミナーは失敗と考えます。今回のセミナーはWebサイトを持っていない人のためのセミナー。だから目標は参加者全員にWebサイトを公開してもらうことです。セミナー後もモニタリングして経過を見守るつもりです。

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