2倍以上のCVでも、すこし良い傾向 | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2018年12月7日金曜日

2倍以上のCVでも、すこし良い傾向

おはようございます。
ランディングページを変えた結果をクライアントと共有しました。4か月ずつデータを溜めました。CVは2倍以上。でも、結果はやや良い傾向が出ている程度なのです。


ミスリードしたくない

これがアクセスの少ないBtoBのWebサイトの難しいところです。ランディングページの比較は1月くらいで判断したいところ。しかし、信頼性のあるデータ量を確保するには時間がかかることが多いのです。「2倍以上のCVが出ている!」とアピールしてもいいのですが、クライアントには「新しいランディングページのほうがやや良い傾向が出ています。」とお伝えしました。キーワード、広告文は一切変えずランディングページのみ変更したのです。変更前後で8か月かかっているのです。それでもデータ量が十分でないのです。だから、広告グループ別の前後比較でさえデータが少なすぎ、キーワードごとの評価は無意味なのです。だから、広告グループやキーワードの評価は実質的に「勘と経験」。そのことをよく理解しないで雰囲気で改善すると袋小路に入ることになります。手柄をアピールすることがクライアントをミスリードすることがないよう日ごろから気をつけていることです。

ゆったり回すPDCAは難しい

ゆったり回すPDCAはクライアントの理解が不可欠。途中で変更を加えたら検証はできないのです。8か月も動かず待ってくれて感謝です。これだけの時間をかけるからこそ小さな改善にならないよう大きな成果につながるヒントをみつける必要があるのです。年明けからのリスティングは変更を加えることにしたのですが、無難にCVを取りに行くか?大きな可能性を探りに行くか?話し合いを行いました。クライアントは手堅く稼げるCVを取るための予算はキープし、他市場からの切り替えの可能性を探るための予算を追加する判断をしました。ふたたび時間をかけてデータを蓄積し次のうち手につなげていくことになりそうです。そして、私のほうからは商品ラインアップが充実しつつある今だからこそ、注意すべき課題についてお知らせしました。すぐ手を打つタイミングではありませんが、そろそろ準備を始めたほうが良いタイミングだと思ったのです。ビジネスが成長し商品が増えるときにおきがちな問題がそろそろ現実化しそうだったのです。ゆっくりとPDCAを回すにもそれなりのノウハウがあるのです。

この記事もおすすめ
クリック単価やクリック率の改善が仕事ですか?
生産財マーケティングに求められる時間感覚
ゆっくりと大きくPDCAをまわす訳

このブログを検索

このエントリーをはてなブックマークに追加