ベンチマークは使いよう | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2019年1月30日水曜日

ベンチマークは使いよう

おはようございます。
「道具は使いようなんだけどな・・・」そう感じることがありました。それはベンチマーク。ベンチマークで得た情報は道具です。その情報をどういう視点で活用するかで大きな違いが生まれます。なのに・・・ベンチマークが悪いとも取れる話を聞いたのです。


ベンチマークは悪くない

ほぼ同感だけど・・・なんだかスッキリしませんでした(その意見のほとんどは素晴らしいものでした)。こういうことはブログのいいネタになりますね。実際、仕事でベンチマークの使い方が悪く「イケてないなあ」そう感じるWeb担当者に出会うことがあります。どうしてそう考えるんだろう?誰もハッピーにならないじゃん。本当に不思議です。ベンチマークを意識することで過当競争に入っていく。それが典型的なイケてない思考パターン。同じ条件、同じルール、同じ顧客で負けないためにチェックを強化する。そして頑張りを美化する??そうした視点から得られるものは”不毛な競争”と”疲れ”だと思うのです。相手を研究し真似し、相手の競争力を無力化する考え。悪く言えば足の引っ張り合い。コンサルティングの際、ベンチマークを使いますが、自分の考えは真逆。いかにして同じ土俵で戦わないか(逃げるということではありません)?というよりは新しい土俵を作り上げるか?そのためにベンチマークを使っています。常にそう。だから、戦う必要のない方法、これまでにない発想かどうか?敵を知りチェックするためのベンチマーク。独自路線と大きな勘違いをしないためのベンチマークなのです。ありきたりのサービスになるのを避けるためです。そうした視点で基礎データを定期的にチェックしています。だから、決して同質化の方向には進みません。価格競争も無縁だし、コンペはすべてお断り。一流の技術力があるわけでもありません。それでも食べていけています。コンサルティングにもそういう視点でベンチマークを活用しています。競争力というのは相対的なもの。コモディティー化を防ぐために市場をウォッチするという姿勢が大切。真似をするためであったり、引き離されないためのベンチマークは嫌いです(当然、ベンチマークのない独りよがりは論外ですが)。ベンチマークは道具でしかありません。そこから得た情報をどういった視点で利用するのか?道具は使いよう。ベンチマークに罪はありません。

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