ノウハウを押し付けてもうまくいかない | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2019年2月15日金曜日

ノウハウを押し付けてもうまくいかない

おはようございます。
コツコツとユーザーの知りたい情報を公開する。地味だけど本当に効果的なこと。そうした基本の徹底をクライアントに伝え続けています。それを信じ大きく成長したサイトもあれば、行動が伴わず成長しないサイトもあります。


行動につながらなかったのは自分の問題。契約の続く限りは知恵を絞り工夫しなければなりません。うまくいっているサイトは次のSTEPに移る必要があります。以下の表のように成長を続けるサイトもあります。1年に10本前後のコンテンツを公開しているサイトのデータです。


セッション
2018.1222,423
2017.1216,327
2016.1213,157
2015.128,441

実践していることはネット上でいくらでも公開されている情報と大差ありません。ノウハウはすでにネット上にあふれているのです。検索キーワードを調査し、ユーザーの検索意図を理解し、知りたがっている情報を提供する。いたってシンプルで基本通りの手法です。まだ成長の余地があるのでこのまま新しいコンテンツを年に10本程度公開していきます。そして、並行して過去に公開したコンテンツのブラッシュアップにも取り組む時期が来たと考えています。大きな流れで見るといまだに集客が一番の課題。そして次の課題の接客に徐々に軸足を移すタイミングが近づいてきました。このタイミングで自分なりに少し振り返り気づいたことがあります。それは多くの中小製造業ではノウハウ提供するだけではうまくいかないということ。

マンパワーの問題もあるのでクライアントに合ったペースで慎重に優先順位をつけコンサルティングしているのです。専門性の高い製品のコンテンツは外注に不向き。だからクライアントに書いてもらうのが基本。ライターに依頼してインタビューや取材をすれば書けなくはありませんが、そこまでの予算が取れないことがほとんど。だから、比較的コストのかからないリライトをすることはあっても、クライアントに元ネタは用意してもらわなければならないのです。本業の合間に時間を取って書いてもらうので時間もかかるし、労力以上に結果が出るようなテーマを見つけないと続かなくなってしまいます。そもそも文章なんて書いたことない人が多いのです。だから、原稿を書きやすくなるようなサポートに注力します。中小の製造業でコンテンツマーケティングを進める際、一番の肝はコンテンツ作りのノウハウではなく、クライアントへの配慮や段取りだったりします。書くことの苦手だった自分はこの点有利。書けない人の気持ちが本当によくわかるからです。書くのが得意な人だとこうはいかない「なんでこんなことが書けないの?」とどこかで思ってしまうから。どんなことでも考えようで長所になるのかなって感じています。

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