その仮説は信頼できるデータ量で検証したものか? | 製造業のWebマーケティング | 宮本 栄治
2019年11月11日月曜日

その仮説は信頼できるデータ量で検証したものか?

おはようございます。
去年の今頃は年内のスケジュールが埋まっていましたが、今年は余裕があります。無駄を削り、効率化を図ったおかげです。そして、空いた時間で新しいことや既存業務の標準化を進めています。


標準化のネタは尽きることがありません。そして、その中から新しいアイデアが生まれます。後は実行するのみ。そのためには現状把握が欠かせません。慣れ切ってしまうと気がつかなくなるので注意が必要です。新鮮な気持ちで観察する。いつもと違った角度でデータを評価する。そして、データの細分化に偏ることのないよう気を付けています。適切にデータを統合しておくことがちょっとしたコツ。特に、クライアントに報告するときは注意しています。細分化し視野が狭くなることのないように。信頼性のあるデータ量から出した判断かどうか?統計的な視点で信頼性のある仮説なのかどうか?そういうチェックも欠かせません。それでなくとも生産財企業のWebサイトはアクセスが少ないからデータを細分化するデメリットが大きくなりがち。データを統合する視点が不可欠なのです。月数件~数10件のセッションを分析して何が生まれるのか?個別ページの分析や日次、週次、月次でのレポートがほぼ機能しない理由はそこにあります。そして、季節要因や経済環境の変化なども考慮しなければなりません。中小企業では個別ページの分析ができるほどのデータ量を確保できるWebサイトはほぼ皆無。その現実を深く理解して計画を立てなければ役立つ分析はできない。次の手を打つシナリオを持ったマーケティングプランを作るコツだと思っています。

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