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受注が減ってからでは遅い。だからこそ、常に種をまく。

 おはようございます。 今日お伝えしたいのは、「受注が減ってから対策するのでは遅い」というよくある話ではありません。大切なのは、「日ごろから種をまき続けている会社は、急な変化にも対応できる」ということです。 どんなに堅調に見える会社でも、未来の保証などどこにもありません。取引先の方針転換、担当者の異動、グループ会社の統合。突然の出来事が、日常を大きく変えてしまうことも珍しくありません。 そういうときに持ちこたえられる企業とそうでない企業の違いは何でしょうか?それは、日々コツコツと“営業の種”をまいてきたかどうかです。 仕事の波は、コントロールできない 多くの製造業の現場は、波があります。繁忙期と閑散期。大きなロットと単発の試作案件。年によって景気も変わる。しかし、その波を完全にコントロールすることはできません。「たまたま今は仕事があるから」と安心していると、気づいたときには次の仕事が見えていない。「また来るはず」と期待して待つ時間は、なかなかに長く、苦しいものです。だからこそ、「いま仕事があるときから次の仕事のための準備をしておく」——これが経営者としてやるべき、極めて実践的な種まきなのです。 種まきとは、未来への投資 では、種まきとは具体的に何か? ホームページの集客に取り組み製品・サービスの宣伝をする 展示会への出展を1年に1回でも継続する 定期的に既存顧客へ近況を聞きに訪問する 顧客から紹介をもらうきっかけをつくる 休眠客へのフォローアップの仕組みを作る 見込み客に定期的な情報提供を行う これらすべてが、「次の仕事」につながる種まきです。 その場で成果が出なくても構いません。大切なのは、「見えないところで“芽”を出す準備をしている」ということ。蒔かなければ、芽は出ません。どれだけ技術力があっても、知られなければ使ってもらえない。だから、地道な行動が欠かせないのです。 それは“ある日突然”やってくる 面白いのは、種をまいているときは何の反応もないように見えても、ある日突然、芽が出る瞬間がくるということです。 ホームページを見た新しい企業から問い合わせが入る 2年前に名刺交換した担当者から電話がかかってくる 以前失注した案件が再浮上してくる こうした「後から効いてくる」行動は、まさに種まきの結果。しかも、これは決して偶然ではなく、意図して継続した企業にしか...

判断力は「比較力」

 おはようございます。 製造業の現場で、ホームページの仕事を兼務している方にとって、日々の「判断」はつきものです。 「この改善案でいいのかな?」 「資料は作ったけど、根拠があいまい…」 そんなときに、自信を持って進められるようになるヒントがあります。それは「比較する目を持つこと」です。 比較ができると判断に自信がつく アクセスデータ、営業数値、問い合わせ件数…。どれも単体で見ても「良い」「悪い」は判断しにくいものです。判断に長けている人は、「比べる基準」を必ず持っています。今回は、ホームページ運用にも活かせる「データ比較のコツ」をご紹介します。 判断力を高める!たった一つの原則 → 時系列で比べる 「今だけ」ではなく、過去・現在・未来という時間軸で比べることで、数字の意味がクリアになります。 ① 他社と比べる(ベンチマーク) まずは現状把握。「うちは今どんな状態か?」を、問い合わせ数や訪問数などから正確に把握します。次に、他社と比べてみる。同業他社や競合のホームページ、展示会での反響、SNSの使い方などを参考にすると、自社の立ち位置が見えてきます。 🔸ポイント 現状把握は「漏れなく・抜けなく」 ベンチマークは目的別に複数でもOK(例:A社=集客力、B社=問い合わせ対応) ② 過去と比べる(時系列) 次は「過去」との比較。1ヶ月前、半年前、1年前とデータを比べて、変化の傾向を見ます。 例えば: 昨年同月と比べてアクセス数は増えているか? 問い合わせの質(内容・件数)に変化はあるか? 季節要因なども考慮しながら「前年同月比」などで見ると、判断しやすくなります。 ③ 未来と比べる(目標) 目標設定も大事です。 「月間100件アクセスを目指す」など、目標と現状を比較することで、次の一手が見えてきます。ただし数字だけで「届いた・届かなかった」と評価するのでは不十分。「なぜ届いたのか?」「何が足りなかったのか?」を過去・現在の状況と照らし合わせて分析してこそ、本当の意味で次につながります。 データ比較の3つの型 判断のヒントになる「切り口」もご紹介します。 ① ボリューム(量) 一番シンプルな比較。アクセス数、資料DL数、問い合わせ数など、絶対数で比べます。 🔸注意点 単位や桁の扱いは丁寧に。桁が違うと誤解を生みやすいです。 ② 割合(構成比) 「全体の中で何がどれ...

「この担当者なら任せられる」という信頼感が肝になる

 おはようございます。 今週もよい週になるよう優先順位をつけ行動していこうと思います。 製造業、とりわけ中小製造業の経営には「人」が欠かせません。それは製造現場のことだけではありません。 これまでの経験で「BtoB取引」こそ、人と人との信頼関係が何よりの肝になると感じています。 「良いモノさえ作っていれば、売れる」。そんな時代はとうの昔に終わりました。今はどれほど高い技術力や品質を誇っていても、その価値をきちんと相手に届けなければ評価されません。価値を伝える方法は様々ありますが、人を介してこそ価値は深く伝わるのではないでしょうか。 あなたの会社の営業・広報・技術者・社長自身…その「人」の言葉と姿勢がBtoB取引の成否を決めます。 モノが似ている時代、差がつくのは「誰と組むか」 今や 製品や技術の差別化はますます難しくなっています。 例えば精密板金加工の会社が10社あれば、品質や納期、コストのレベルはほとんど互角というケースも珍しくありません。ユーザー企業側も「何を買うか」だけでなく「誰から買うか」「誰と組んで長く付き合っていけるか」をより重視する傾向が強まっています。 ここに「人の力」が効いてきます。 取引先担当者から「この人とだったら問題が起きてもきちんと向き合って解決してくれるだろう」と思われている会社と、「何かあったら逃げそうな会社」とでは、受注確度はまったく違います。設備の優劣や実績だけではなく、「この担当者なら任せられる」という信頼感が、競争力そのものになっているのです。 社長が営業に顔を出す価値 中小製造業で「営業は苦手だから商社に任せきり」という声はよく聞きます。しかしBtoB取引こそ トップの顔が効く世界 でもあります。 たとえばある部品メーカーの事例。とても高品質な加工技術を持ちながらも「営業が弱くて受注が伸び悩んでいる」状況でした。そこで社長自身が営業に同行するようにしました。見込み客との商談では、 「社長自ら来てくれた」というだけで反応が明らかに変わる。品質や価格だけでなく、「この会社の本気度」が伝わったのです。結果的に大型案件の受注につながりました。 特に 新規取引のきっかけ では社長が出る価値は大きい。あなたの言葉には 「この会社全体の責任を背負っている」という重み があり、相手企業の信用を得る近道になるのです。 BtoBは長い...

「うちは特別な技術がないから…」なんて言わないで

 おはようございます。 気持ちの良い朝ですね。今週もよい週になりそうな気がします。 中小製造業の経営者の方とお話していると、こんな言葉をよく耳にします。 「うちは特別な技術があるわけじゃないんですよ」 「他と比べてウチが選ばれる理由って、正直ないと思っています」 でも、私は思います。 そう言っているその“当たり前”の中にこそ、価値があるのではないでしょうか。 普段の仕事に、お客様が感じる良さがある たとえば、何十年と付き合っている取引先から急な試作依頼が入ったとき。 現場は図面を見ただけで「この素材だと厳しいから、代替案を提案しよう」と動き出す。 あるいは、職人さんが機械音のわずかな違いで「このままだとバリが出るな」と気づいて、段取りを変える。 これって、誰にでもできることじゃありません。 マニュアルには書けない、だけど現場で蓄積されてきた“知恵”なんです。 そして、その知恵こそが、御社の価値です。 お客様が評価するのは「技術力」だけじゃない 「うちは特許もないし、高精度加工ができるわけでもない」とおっしゃる方もいます。 でも、お客様が本当に求めているのは、**困ったときに助けてくれる“信頼感や安心感”**です。 • 急ぎの案件にも何とか応えてくれる • トラブルが起きても一緒に原因を突き止めてくれる • 大手が断るような少ロットにも柔軟に対応してくれる お客様は、技術力だけでなく、いざというときに親身になってくれるか?いい加減なことをしないか?人間性にも気を配っています。 実際、Webからの問い合わせでも、「柔軟に対応してくれる会社を探していた」という声は少なくありません。 「特別じゃない」からこそ、伝える意味がある 多くの中小企業が、「うちはオンリーワン企業のような技術はないから・・・」「差別化なんて・・・普通の会社だから。」と感じていること自体がチャンスです。 なぜなら、あなたと同じようにちゃんと自社の強みを言葉にして発信している会社が少ないから。 だからこそ、御社の「当たり前」を見える形にすれば、それだけで価値になります。 たとえば、こんなことを発信してみてください。 • どんな相談が多くて、どう対応しているか • 失敗から学んだこと、改善したこと • 長年付き合っているお客様に、なぜ継続してもらえているのか 最後に:価値を見...

「頑張ってるのに成果が出ない」——その原因、工場の外にありませんか?

 おはようございます。 今週もよい一週間になるようがんばります。 製造業にとって「ものづくりの強化」は永遠のテーマです。 製造工程を改善し、仕掛品を減らし、リードタイムを短縮する。その積み重ねが競争力を生む。これは誰もがわかっていることです。しかし、事業全体を俯瞰すると、「本当のボトルネック」は工場の中ではなく、 工場の外 にある場合が少なくありません。 「知られていない」ことが最大の壁だった 以前、ある中小製造業の事例をご紹介しました。技術力には定評がありましたが、新規の引合いがまったく増えない。よくよく話を伺うと、そもそも市場に 存在を知られていない ことがボトルネックだったのです。そこでホームページを一新し、「はじめて見る人にも伝わる」構成に見直しました。検索エンジンを使った広告やSEOを地道に積み重ね、見込み客が集まるようになり、新聞や自治体などのメディア露出も重なって認知度が上昇。営業の場も展示会や問い合わせへと広がり、チャンスが一気に増えました。 次は「品質」が新たなボトルネックに 露出が増えると、今度は 大手企業からの問い合わせ が増えました。それまで求められていた品質基準よりも、さらに高いレベルが要求されるようになり、今度は工場の改善フェーズへ。生産設備の見直し、品質管理体制の整備、社員教育、ISO認証の取得などに取り組み、大手企業との取引に応える準備が整っていきました。 そして、営業効率・対応力の壁 品質改善を乗り越えたと思ったら、今度は 問い合わせの数に対して、営業対応が追いつかない という新たなボトルネックが浮かび上がりました。限られた人員で、より質の高い見込み客に絞って対応する必要があり、製品カタログの整備、代理店の拡充、ホームページでの説明強化などに取り組み、営業効率の改善に力を入れることに。 そして今、「採用」が次のボトルネックに 最近では、 人が足りない という課題が目立ち始めました。営業強化にしても、品質対応にしても、 現場を支える人材なしには始まりません 。しかし、採用活動も簡単ではない。「うちはまだ小さいから」「地方だから」とあきらめてしまうと、本来得られるはずの成長機会も逃してしまいます。実際に成果を出している企業は、採用にも自社の強みやビジョンを打ち出し、ホームページを使って 求める人材にアプローチ しています。採用...

大切なのは「人に会うこと」「伝えること」「動くこと」

 おはようございます。 今週も真剣に取引先開拓に取り組む製造業の経営者とできるだけ多く面談したいと思います。 製造業の経営を取り巻く環境は、日々めまぐるしく変化しています。品質向上、コストダウン、そして納期短縮と、現場の努力には頭が下がる思いですが、残念ながらそれだけでは受注が増えるとは限りません。どんなに優れた製品や技術があっても、それが「知られていなければ」「検討の土俵にすら上がらない」 —— これは製造業でよくある現実です。 だからこそ今、営業の強化が必要です。そしてその第一歩が、「人に会うこと」「伝えること」「動くこと」です。 会うことで、現場の声を拾い上げる 気心の知れた取引先との商談ももちろん大切です。しかし、そればかりでは発想はマンネリになりがち。やはり緊張感のある商談、新しい出会いのなかでこそ、アイデアは生まれ、現状を打破するためのヒントが見えてきます。新しい企業と直接話すことで得られる情報、課題、目標は、何よりのヒントです。相手の声に真摯に耳を傾け、自社の強みと照らし合わせることで、これまでになかった切り口が見えてくるのです。 Web会議の便利さも実感していますが、やはり“会う”ことには特別な価値があります。空気感や表情、ちょっとした言葉の端々から本音が垣間見える——それがヒントになります。移動時間がかかっても、「会う価値」があるかどうか、お互いにシビアに見極めながらも、可能性を信じて動いていきたいと思います。 営業の基本は「まず動く」こと 「失敗したらどうしよう」——その気持ちが動きを鈍らせます。ですが、状況は待ってくれません。情報を集めているうちにライバルに出し抜かれる、なんてこともざらにあります。 営業強化で成果を出している企業は、動きながら考え、動きながら改善しています。完全に準備が整ってから動こうとするのではなく、まず会いに行く、話を聞く、提案する。そのなかで相手のニーズに気づき、自社の伝え方を調整し、精度を高めていくのです。 何より、営業を止めていては「知られる」チャンスすら得られません。どんなに素晴らしい技術や製品も、知られていなければ選ばれることはない——これが現実です。 知ってもらう努力こそ、成長の源泉 ホームページ、パンフレット、展示会、紹介——手段は様々ありますが、大事なのは「知ってもらうための行動」を続けることで...

特注品メーカーのホームページ──信頼と情報開示が新規開拓を左右する

 こんにちは。 明日から楽しみな商談が続きます。いつもどおり商談を楽しみ真剣に意見をぶつけます。 「うちは特注対応が強みです」 そう胸を張る中小の生産財メーカーは少なくありません。しかしその一方で、「ホームページからの問い合わせがほとんどない」「新規の相談が来ない」といった悩みを抱えている企業も数多く見かけます。 なぜでしょうか? それは、強みをどう伝えるかの工夫が足りないからです。特注対応は、モノが存在しない分、どうしても “ 見えづらい ” のが難点。ましてや BtoB で信頼や契約が絡むビジネスでは、扱う情報も慎重にならざるを得ません。「何でもご相談ください」では、ユーザーは相談のきっかけすら掴めないのです。 “ できること ” を明確に伝える 成功している生産財メーカーのホームページには、共通点があります。それは「どこまで対応できるか」が明快であること。たとえば: 対応エリア・納期 最小ロット・対応サイズ 強みとする技術要素 対応できない案件の線引き こういった条件を Q&A 形式で掲載するだけでも、問い合わせの質はぐっと変わります。「とりあえず問い合わせてみよう」ではなく、「この会社なら相談できそう」と思ってもらうことが第一歩です。 実績は“見せ方”が鍵 過去の事例は信頼構築に欠かせませんが、特注対応では守秘義務の壁もあります。そこで効果的なのが、件数や地域別の納入実績、扱った材質や用途の紹介。顧客名を出さずとも「どんな現場で使われているのか」を伝えることはできます。さらに、「このようなご相談を歓迎します」と事例ベースで情報を発信すれば、相談しやすい雰囲気が生まれます。 実績の非公開を明言するのもアリ とはいえ、実績公開は生産財メーカーにとって高いハードルであることは間違いありません。しかし、ここで思考停止せず、公開できないことを逆手にとってなぜ、実績を公開しないのか?     実績非公開のポリシーをホームページで説明する。ユーザー第一と考えあえて実績は非公開にしていることをアピールすることで安心して相談できる環境を少しでも整えることができます。 本気度を見極める工夫を ホームページ経由の問い合わせが増えると、やがて対応しきれなくなる時期がきます。そのときに重要なのが “ 本気の...

営業を人任せにしない。「本気で売る」覚悟が、次の成長をつくる

  おはようございます。 連休明けでリフレッシュできました。今日からトップスピードで働きます。   選び選ばれるのが BtoB 営業の本質 世の中が大きく動く時、挑戦する企業が増えます。製造業においても、「新たな一手を打ちたい」という前向きな相談が増えるのはそんなタイミング。ところが実際には、期待されていた製品が売れず、困っている。そんな中小製造業が少なくありません。 製造現場では工程の見直しや仕入れコスト削減など、必死の努力が続いています。しかし、 “ 売るための活動 ” となると手つかずのケースが目立ちます。販促施策といえば過去の展示会のチラシのみ。 Web サイトにその製品の情報が少しあるのみという状況では、いかに良い製品でも売れるわけがありません。 「販売は代理店に任せているから」という理由で営業を放棄する企業もあります。でも、それでは依存体質から抜け出せません。自分たちで市場にアプローチし、仕事を受注する力を持たなければ、安定した売上は得られないのです。 だから私は、依頼をいただく際にも「本気で取り組めるかどうか」を大切にしています。営業を他人任せにして、ゆるい気持ちで改善を望まれるなら、きっぱりお断りしたい。それが、結果として双方にとって誠実な姿勢だと信じています。 クライアントは選ぶもの BtoB 営業の本質は、「選び、選ばれること」にあります。どんなに製品の性能が良くても、誰に売るか、どうやって貢献するのか?によって結果は大きく変わります。こちらから真剣に相手を選ぶからこそ、本気で選ばれるのです。 「営業なんて得意じゃない」と感じている経営者も多いでしょう。でも、それは悪いことではありません。大切なのは、苦手でもやり抜こうとする意思を持ち続けること。営業を好きになれとは言いません。でも、 “ 本気で製品を届けたい ”  “ 役に立ちたい ” という想いを持ち、自分の手で売る環境を整える姿勢が必要です。 その想いがあれば、たとえ相手が厳しい判断を下しても、営業活動は次につながります。実際、成長させてくれるのは、シビアな目線を持つ顧客だったりするものです。 レポートは行動を起こすための道具 私が初回提案の際に作るレポートも、その意識で取り組んでいます。単なる資料ではありません。「...

不景気こそチャンス。中小製造業が今、攻めに転じる理由。

 おはようございます。 生産財業界に長くお世話になり、身に沁みついた習慣があります。それは不景気な時こそ、営業のチャンスだということ。 不景気だからこそ、「攻め」の新規開拓を。 景気の波が不安定になると、多くの中小メーカーの経営者の方が「この先、どうなっていくのだろうか」と心配になりますよね。特に、長年お付き合いのある取引先からの受注が減る、価格競争が激しくなる … 。そんな厳しい現実に直面している方も多いと思います。 でも、実は今こそが、新しい出会いやチャンスが眠るタイミングでもあるんです。 不景気=ピンチではなく、「変化の時」 世の中が不景気になると、大手企業も含めて、今までとは違うパートナーや仕入先を探し始めます。既存のやり方ではうまくいかなくなってきて、新しい風を求めている。つまり、中小企業が持つ“尖った技術”や“きめ細やかな対応力”が評価されやすくなるんです。 さらに、不景気の時期って、実は社内改革が進めやすい。組織の見直し、新しい営業体制づくり、マーケティングの再構築。今こそ、変えるならここだ、という好機です。 営業が苦手?それ、もったいないです! 「ウチは技術には自信あるけど、営業はちょっと苦手で…」 そう思っている経営者の方、とても多いです。でも、営業って“押し売り”じゃありません。むしろ、相手の悩みに寄り添い、「こうしたら、もっとよくなりますよ」と提案する行為。これは、技術者の考え方ととても似ています。 例えば、ある加工メーカーさん。これまでとはまったく違う分野の企業に声をかけてみたところ、相手が抱えていた技術的な課題にピタリとマッチして、あっさり受注に成功。話を聞いてみれば、「技術力はすごいのに、もっと早く知りたかった」と言われたそうです。 要は、「伝わっていなかった」だけなんです。 さあ、新規開拓を始めよう!4つのステップ 1. どこに届けたいかを明確にする  自社の技術が本当に役立つ業界・企業を具体的に絞り込みましょう。そう、「誰」に「何」を伝えるかです。 2. 情報発信を整える  強みをわかりやすく見せるパンフレットやWebサイトを整備。見える化が重要です。 3. 人とつながる場を活用する  展示会、商工会議所、業界団体などで新しい出会いのチャンスを増やしましょう。 4. 声を聞いて改善する  新規のお客様からの...

「営業が得意じゃない」から一歩踏み出す。ホームページを武器にする生産財メーカーへ

 おはようございます。 「営業はちょっと苦手で…」 そんな声を製造業の現場でよく耳にします。でも、それはこれからの時代、チャンスの入口かもしれません。 これまで築いてきた元請け企業や商社との関係性はもちろん大切です。ただ、取引構造の変化、価格競争の激化、人材不足といったさまざまな要因を受け、既存のルートに頼るだけでは将来の安定は難しくなってきています。 せっかくの高い技術力も、それを活かす「仕事」があってこそ。だからこそ今、営業も自分たちの手で取り組むことで、新しい成長のチャンスが広がる時代なのです。 自分たちの技術を、自分たちの言葉で届ける時代 「営業」と聞くと、押し売りや口下手な人には難しいというイメージが先行しがち。でも実際は、自社の強みをしっかり伝える、相手のニーズに耳を傾ける、信頼関係を築いていく──そんな日々の積み重ねが営業力を育てていくのです。 そしてなにより、自分たちが誇りを持って作った製品を、自分たちの言葉で届ける姿勢こそ、ユーザーからの信頼につながります。現場の声、ユーザーの反応──すべてが次の製品開発への学びにもなるはずです。 営業活動の第一歩に、ホームページを活かす とはいえ、いきなり営業を強化しよう!という話ではありません。まずは、ホームページを活かすことから始めてみませんか? 今の時代、多くの買い手はまずネットで情報を集め、比較し、接点を探しています。だからこそ、ホームページは単なる会社案内ではなく、「営業の入り口」としての役割が重要になってきているのです。 例えばホームページは、以下のような価値を生み出せます。 自社の技術や実績をわかりやすく伝え、新しい商談のきっかけをつくる 問い合わせフォームを通じて、見込み客と自然な接点をつくる 社長や技術者の想いをコラムで発信し、信頼を築いていく 採用ページで企業の魅力を伝え、人材との出会いを広げる とくに中小製造業では、「顔の見える発信」が大きな強みになります。かっこよくまとめる必要はありません。現場の熱量や想いを、自分たちの言葉で伝えることが、共感や信頼を生むきっかけになるのです。 技術力に、伝える力をかけ合わせて 製造業にとって、技術力は命。しかし、技術力だけでは生き残りが難しい時代です。「仕事を得る仕組み」や「伝える力」も、今や...

生産財購入リスクを減らす5つの方法

 おはようございます。 生産財業界で営業やマーケティングに取り組む際、製品スペック以外の要素も考慮する必要があります。今日は生産財購入のリスク回避行動について考察しました。 導入フェーズごとの実践的な判断軸 製造業における生産財(設備、ツール、ITシステムなど)の導入は、企業の競争力に直結する重要な意思決定です。しかし同時に、金額的な負担、生産性や品質への影響、業務プロセスの変更リスクなど、様々な不確実性を伴います。こうしたリスクを最小限に抑えるには、導入の各フェーズで適切な判断と対策を講じることが欠かせません。 フェーズ別・リスク回避の5つの代表パターン 生産財導入のプロセスは、「導入前」「導入中」「導入後」に分けて考えると整理しやすくなります。それぞれの段階で有効なリスク回避策を5つ紹介します。 1. 【導入前】事例や試験データで客観評価を 新しい製品や技術を導入する際は、まず第三者機関の試験データや他社での導入事例を確認するのが基本です。定量的・客観的な情報が、検討時のバイアスを排除する助けになります。加えて、実際に使用する現場の声を事前に拾い、自社との適合性を評価することが大切です。 2. 【導入前】専門家の知見を活用する 専門的な判断が必要なケースでは、業界に詳しい外部の専門家に評価を依頼することも有効です。自社では見えにくいリスクや、実際の導入現場での課題を事前に洗い出すことができます。 3. 【導入中】テスト導入・PoCで小さく試す 一気に全社展開するのではなく、小さな範囲で「テスト導入」や「PoC(概念実証)」を行い、現場でのフィット感や効果を検証する手法が主流になっています。初期コストを抑えつつ、実運用に耐えうるかを見極めることができます。 4. 【導入後】複社発注で依存リスクを減らす 特定のベンダーに依存する構造は、価格交渉力の低下や供給停止のリスクを高めます。複数社からの調達体制をあらかじめ構築しておくことで、トラブル発生時の柔軟な対応が可能になります。 5. 【導入後】既存取引先との関係強化 実績のある既存ベンダーとの関係性を大切にすることも、リスク回避の一つの手段です。導入時のサポート体制、カスタマイズ対応、トラブル時のレスポンスなど、価格だけでは測れない価値があるからです。 属人的判断から脱却し、判断の仕組みをつくる 製造業全体で...

本当にできていますか?営業現場でのヒアリング

  おはようございます。営業ならヒアリングが大事って耳にタコができるほど聞いていると思います。しかし、ヒアリングも「知っている」けど「できていない」典型的なスキルの一つ。自戒を込めて一度見直してみたいと思います。 営業の成果はヒアリング力で決まる 私はかつて、提案営業を1年間みっちり学ぶ機会がありました。理論を学ぶだけでなく、実際に営業活動を行い、提案書を作成して商談をまとめるところまで経験する実践的な内容でした。 参加者は、経営コンサルタント、ベテラン営業マン、独立を目指す会社員、大手企業の研修担当者など様々。彼らと共に、提案営業のスキルと、それを教えるためのノウハウを学びました。この研修は、私の営業スタイルに大きな影響を与えました。その中で最も印象に残っているのは、「提案営業の前提には、お客様から信頼される高いコミュニケーション能力がある」ということです。 研修の最後には、実際の営業活動を通じて提案書を作成し、発表する機会がありました。ある提案書は、お客様の悩みや願望がまるで見えるかのように描かれており、非常に説得力がありました。一方、どこかで見たような課題や分析ばかりのものもあり、ヒアリングの深さの違いが如実に現れていたのです。 論理的でメリットを強調していても、ヒアリングが浅ければ、それはただの売り込みに過ぎません。逆に、お客様の本音を丁寧に引き出した提案書は、「ここまで理解してくれるのか」と感動さえ与えるものになります。提案営業とは、お客様の考えを整理し直す作業そのものなのだと、私は実感しました。 ヒアリングの前に関係作り ヒアリングに入る前には、まず信頼関係を築くことがとても大切です。いきなり本題に入ってしまうと、相手も警戒心を持ったまま表面的な話に終わってしまいがちです。まずは仕事とは直接関係のない話題や、相手の趣味・最近の出来事などをきっかけに、自然な会話を交わして心の距離を縮めましょう。共通点を見つけたり、相手の話に共感したりすることで、「この人には本音を話しても大丈夫だ」と感じてもらえる土台が生まれます。 また、会話の中で相手が心を開いているかどうか、表情や声のトーン、言葉の選び方などを慎重に観察することも重要です。リラックスした雰囲気を作りつつ、相手の反応に敏感であることが、信頼関係の構築と質の高いヒアリングの鍵となります。 営業のカギ...

身近なツールで始める中小生産財メーカーの営業改善

 おはようございます。 「ものづくり」ができるのは「仕事づくり」ができているから。事業の継続には営業が欠かせません。 現状維持はリスク。営業スタイルの見直しが急務。 かつて生産財業界では、明確な売り込み先に向けた営業が主流で、工場便覧などを使い直接営業する手法がよく見られました。しかし、今ではそうした Push 型営業は敬遠され、営業側にもストレスばかりが溜まります。こうした背景から、ホームページなどを活用した新たな営業手法が求められるようになっています。今の時代に合った営業スタイルを構築しなければ、現状維持はリスクでしかありません。時代の変化に合わせて柔軟に対応することが、今後の成長の鍵です。 データ活用による営業効率の向上 生産財メーカーでは、買い替え周期を意識した販売計画が重要です。にもかかわらず、営業担当に任せきりのケースが多く、データの整備や活用が進んでいない企業が目立ちます。過去の購入履歴を分析すれば、需要予測の精度は大きく向上します。正確なデータがあれば訪問回数を減らしながらも高い成果を上げ、新規開拓の時間も確保できます。営業効率の改善には、エンドユーザーの履歴管理が不可欠です。 顧客密着こそ中小企業の強み 中小製造業にとって、顧客との継続的な関係構築は極めて重要です。しかし実際には、フォロー体制が営業任せで仕組み化されていない企業が多いのが現実です。購入履歴やメンテナンス記録をもとに先回りした対応ができれば、信頼関係も深まります。 システムよりもデータが重要 そのために高額なシステムを導入できればよいですが、多額な投資ができなくても Excel やカレンダーアプリでもできることは少なくありません。システムはあくまで道具であり、使う中身=データが整っていなければ意味がありません。システムよりもますは正確な顧客データの蓄積と活用が最優先事項です。 顧客密着にリソースを集中させよう 中小企業が注力すべきは、既存顧客との関係を深め、記録を残し、社内で情報共有しながら PDCA を回すこと。そこをおろそかにしたままの営業は非効率です。顧客密着を通じて初めて見える課題やニーズが、新しい製品・サービスの種になります。直接対話が減った今だからこそ、顧客と向き合う姿勢が企業の安定と成長を支えるのです。

中小生産財メーカー 成功する企業と沈む企業の違い

 おはようございます。 ものづくり企業は好きだし、リスペクトもしています。だからこそ、クライアントに言い続けていることがあります。それは、営業が大事ということ。 営業を他人任せにせず、仕事が集まる仕組みを作る 製造業の根幹はものづくりですが、どれほど優れた技術を持っていても、それを必要とする顧客とつながらなければ事業は成り立ちません。営業活動をおろそかにしていては、どんなに素晴らしい製品やサービスも意味を持たないのです。だからこそ、中小製造業の社長は「仕事が集まる仕組み」を作ることに注力すべきです。 営業を他人任せにせず、自ら動くことが重要です。例えば、商社に頼りきった営業では、価格交渉の主導権を握れず、厳しい競争にさらされるリスクがあります。また、知人の紹介や偶然のつながりに頼る営業では、継続的な案件獲得が難しくなります。営業とは「自分がつくりだすもの」であり、他者依存ではなく、自社独自の営業導線を構築することが不可欠です。 そのためには、PR活動やWebサイトを活用し、顧客との接点を増やすことが有効です。Webサイトを通じて問い合わせを増やすには、社長自身が関心を持つことが第一歩となります。自社の強みを的確に伝え、顧客に響くメッセージを発信することで、仕事の依頼が集まる仕組みを築くのです。 市場の変化を捉え、自ら成長への道を切り開く 市場は常に変化しており、課題は工場の中ではなく、市場と自社の間で生まれます。その変化に適応し、最適化を図ることがマーケティングの本質です。単なる市場調査や販促活動ではなく、広い視点で最適化を考え、検証を重ねながら進めることが求められます。長期的な視野を持ち、ムリ・ムダ・ムラをなくしながら地道に実力を高めていくことが、持続的な成長につながります。 営業活動においても、新規開拓を避けることはできません。既存顧客だけに頼る営業は短期的には楽ですが、長期的な成長は望めません。営業が苦手だとしても、それを他人任せにせず、自ら行動を起こす企業にこそチャンスが巡ってきます。 まとめ 迷路のように同じ過ちを繰り返すのか、それとも自ら気づき、軌道修正して成長への道を切り開くのか・・・すべては、自らの行動にかかっています。

会社が変わるときがWebサイトリニューアルのタイミング

おはようございます。忙しく過ごす日々の中で、気づけば今年も3か月が過ぎました。目標に向かって邁進するために、今こそ本業に集中し、基盤をしっかり強化することが重要です。Webサイトは会社の顔であり、本業を映す鏡のような存在です。本業が停滞すればWebサイトも停滞し、ビジネスが成長すればWebサイトもそれに応じて変化します。 サイトリニューアルがうまくいかない原因は? 「サイトをリニューアルしたらアクセスが減った」「最近Web経由の問い合わせが減少している」と感じ、マンネリ打破のためにリニューアルを考える方も多いでしょう。 リニューアルがうまくいかない原因はケースバイケースですが、SEOや導線設計など技術的な問題だけでなく、根本的な課題として「ビジネスの強化が進んでいない」ことが挙げられます。 お客様に新しい価値を提供できていないことが最大の問題です。競合他社が次々と新しい提案やサービスを打ち出している中で、自社が従来通りのままでよいのでしょうか? この1年間で、以下のような変化があった場合は、Webサイトをリニューアルするタイミングかもしれません。 サイトリニューアルのチェック項目 以下の項目に一つでも「はい」があれば、Webサイトリニューアルを検討する時期です。もし一つも該当しない場合は、無理にリニューアルするのではなく、まずは本業の強化に専念しましょう。 経営方針の変更 :社長交代や新しい経営戦略の発表 事業の拡大 :新規事業の立ち上げ、新市場開拓の方針決定 製品・サービスの進化 :新製品の開発、既存製品のバージョンアップ パートナーシップの変化 :大学や大手企業との共同開発開始、新しい代理店や取引先の増加 インフラの拡充 :新しい営業所や工場の開設 価格・規格の見直し :製品・サービスの価格改定、公的な規格や基準のクリア ブランディングの見直し :自社の強みやメッセージの再定義 これらの変化がある場合、Webサイトの内容を刷新し、最新の企業情報を発信することが求められます。 デザインやレイアウトは「中身」をより良く伝えるための手段 Webサイトは本業を映す鏡です。だからこそ、最も重要なのは「本業の強化」です。 新しい情報が増え、商品やサービスに変化が生じたときこそ、Webサイトを更新し、その魅...

生産財業界内での知名度はなぜ重要か

 おはようございます。 生産財選定では、品質や価格だけでなく、信頼性、アフターサービス、納期、拡張性、運用コスト、安全性、技術革新、ブランドの信頼性なども考慮する必要があります。業界や用途に応じてこれらの要素をバランスよく選定することが重要です。そのなかで特に以下のような理由から、ブランド力や市場での評価も選定の決め手になることがあります。 ブランド力や市場での評価が重要な理由 1. 信頼性・安心感 実績のあるメーカーの製品は品質が安定している 過去の導入事例や口コミが参考になる 2. 取引のしやすさ 代理店や販売網が広く、調達しやすい 大手メーカーの製品は購買部門の承認が得やすい 3. アフターサポートの充実 交換部品の入手が容易で、メンテナンスしやすい 技術者が多く、トラブル対応が迅速 4. 顧客・取引先へのアピール 「業界標準の製品を使っている」という信頼感を得られる 品質や信頼性を証明しやすく、競争力向上につながる 5. 中古市場での価値(リセールバリュー) 知名度の高い製品は、中古市場でも価値が下がりにくい 設備更新時の売却がしやすい 「有名企業の製品」を選ぶ心理的な理由 生産財の選定では、高額な投資や責任問題が絡むため、「大企業バイアス」や「ブランド信頼効果」が働くことがあります。 1. 「このメーカーでダメなら仕方ない」という安心感(責任分散) 業界トップのメーカーなら、社内の意思決定がしやすい 失敗しても「この企業の製品でダメなら仕方ない」と考えられる 2. 意思決定の正当化(組織防衛) 無名企業の製品を選んでトラブルが起きると、「なぜ大手を選ばなかった?」と問われるリスクがある 有名メーカーなら、実績や他社導入例を理由にしやすい 3. 上層部の承認が得やすい 大手メーカーの製品なら、購買部門や経営層も安心しやすい 4. 社外への説明のしやすさ 「〇〇(有名メーカー)の設備を導入しました」と言うだけで、信頼感が得られる 5. 補償やサポートの期待 大手メーカーはブランド価値を守るため、トラブル時の対応が手厚い 盲目的な「有名企業信仰」のリスク 有名企業の製...

生産財の選定基準は「品質と価格」だけではない

 おはようございます。 今日は生産財購入の選定基準について考察します。生産財業界では熱心に品質や生産性の向上、そしてコストダウンに取り組んでいます。ユーザー側も慎重に品質や価格を検討し選定を進めていることも事実です。しかし、ユーザーの選定基準は「品質」と「価格」だけではなく総合的な判断をしていることを忘れてはなりません。 品質や価格以外の重要な選定基準 1. 信頼性・耐久性 長期間安定して使えるか(故障しにくいか) メンテナンスの頻度や寿命 2. アフターサービス・サポート メーカーや代理店の保守・修理対応のスピード 予備部品の供給体制 操作トレーニングや技術支援の有無 3. 納期 必要なタイミングで入手できるか カスタマイズ品の納期対応 4. 拡張性・互換性 既存設備やシステムとの適合性 将来的なアップグレード対応 5. 運用コスト( TCO ) ランニングコスト(電力消費、消耗品、メンテナンス費用) 省エネ性能や生産効率の向上 6. 安全性・環境対応 労働安全規制や環境基準( ISO14001 、 RoHS 、 REACH など)への適合 CO₂ 削減や省エネ性能 7. 技術革新・競争優位性 最新技術( IoT 、 AI など)の導入 業界内での競争力向上 8. ブランド・メーカーの信頼性 過去の実績や評判 他社の導入事例 選定基準の優先順位は業界や用途によって異なりますが、ユーザーはこれらをバランスよく考慮していることを理解し生産財メーカーは営業や販売促進をはじめとしたマーケティング活動に取り組む必要があります。

生産財の購買プロセス「TiiiCA」とブランド戦略

 おはようございます。 生産財業界では日常的に品質や生産性向上、コストダウンが続けられ競合力を高めています。しかし、価格と品質以外にもユーザーが考慮するのはあることを忘れてはならないのではないでしょうか。今日はその中の一つであるブランド力について考察したいと思います。 「 Target (目標)」 すべての企業活動は事業目標の達成に集約される 生産財の購買プロセスは「 TiiiCA (ティーカ)」モデルに基づいて整理できます。その最初のステップ「 Target (目標)」です。事業目標達成を目指し多くの企業活動は行われます。製品開発や営業活動など業績アップに直結する活動は当然のこと、採用や社員満足度、定着率の改善なども間接的に業績アップに貢献することを期待されています。 今回の記事のテーマは生産財購入プロセスにおけるブランド戦略なので話を戻します。 ここで重要なのが、企業の認知度です。特定の技術や製品カテゴリにおいて「この分野ならこの企業」というポジションを確立できていると、購買担当者の意識に自然と残ります。このような業界内でのブランドの確立は、購買プロセスの初期段階での優位性につながります。 「 Interest (関心)」と「 Investigate (調査)」における情報発信の重要性 購買担当者は、まず関心を持った分野の情報を収集し、業界トレンドや技術動向を調べます。この段階では、企業が提供する技術情報や事例紹介が、意思決定に影響を与えます。 単に多くの情報を発信するだけでなく、業界での専門性や信頼性を高めることが求められます。たとえば、専門的な知識を持つ企業が発信する技術解説や成功事例は、購買担当者の評価を高める要因になります。 「 Inquiry (引合)」から「 Agreement (契約)」におけるブランドの影響 購買プロセスが進み、具体的な引合や契約交渉の段階になると、企業間の信頼関係が決定的な要素になります。 このとき、業界での評価が高い企業は、単なる価格競争に巻き込まれにくくなります。すでに一定のブランド価値を持っている企業は、「信頼できるパートナー」として認識されやすく、品質や価格、アフターサービスの差が少なければ、競合企業より優先的に選ばれる可能性が高まります。最終的な契約において有利に交渉...

ブログ再開します

 こんにちは ほぼ1年ぶりの投稿です。 10年以上続けたブログを1年も休んでいたのは一度立ち止まりじっくり振り返る時間が欲しかったからです。生産財のマーケティングに携わる者としてこれまでのキャリアを振り返るとともに、現場第一という基本の徹底を行うため新規開拓という厳しい環境に身を投じていました。 それも引き合いをいただいて動くのではなく、アポ取りからおこなう完全アウェーの営業です。20代から30代で経験したことを50代で再挑戦したことで当時と今の違いも体感できたとともに当時と変わらない普遍的な事柄も改めて実感できています。 そもそも、どこの誰だかわからない営業に時間を割く必要はないのです。そうした中どうやって時間を取っていただくのか?興味を持ってもらうのか?最初のハードルを越える大変さを熟知しているからこそ、お客様の営業や販促の悩みに深く共感できるのだと思っています。 そして、幸運にも時間をもらえても取引もない初見の営業のヒアリングに素直に答えるお人好しはまずいない。「情報が欲しいなら先に情報を提供する」提供した情報に価値を感じていただけて、初めて情報を返していただける。 契約に至るまでは幾重にも障壁が立ちはだかります。ひとつづつ障壁を取り除き取引につなげていく。その間、協力をしてくれる人への感謝を忘れてはならない。そして、一生懸命な人には必ず応援する人が現れる。そうした有難さを実感しています。基本がどれだけ身に沁みついているか?自問自答しながらの1年でした。 そのおかげで少し明かりが見えてきました。取引先は約20%増やせました。しかし、目標は約2倍。まだまだです。多くの手掛かりがつかめたので再現性を高めていきながら、どん欲に新しいことにも挑戦してこうと思います。

動けば案件と出会える

 おはようございます。 4月前半も計画のペースで新規商談を入れています。15日以降もペースが維持できるよう毎日の午前中を新規開拓に使います。 商談準備や事務処理は早朝もしくは夕方に行い顧客とのコミュニケーションに使える時間を他のことに使わないよう細心の注意を払っています。課題は営業時間の確保なのです。時間確保に成功すれば、目標は達成できると考えています。動けば案件と出会えるのだから、最大限そのために時間を使いたい。徹底的に業務を引き継ぎ時間を確保する。周りの人の協力があるから仕事ができていることを忘れず1件でも多く商談を入れたいと思います。